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2018.10.16

SSLの解説とWebサイト保持者がすべきこと

利用者の情報を守る「SSL」

SSLとは、Webサイトを閲覧する際に行われる通信を暗号化し、送受信するデータを他者から読み取られないようにする通信方法です。同時にサーバーの認証が必要になっているため、信頼性も与えることができます。もし、SSL化されていないサイトのフォームに情報を入力してしまうと、通信時に情報を読み取られてしまい、大量の迷惑メールやカード情報の漏洩などにつながる場合もあります。そのため、Googleではアップデートを重ねるごとにこの常時SSL化の推奨を進めてきました。初めに「Chrome56」のバージョンではパスワード、クレジットカード情報を入力するサイトでSSLが適応されていなければ警告が表示されました。「Chrome62」では入力フォームがあるSSL化されていないサイトすべてで警告が表示されるようになりました。そして今回、「Chrome68」では、SSL化されていないすべてのサイトで警告と、だんだんと規制が強化されてきました。

Webサイトを持っている人は対応必須!

ブラウザのシェア率が1番高いGoogleChromeでこのような対策をされているとなればWebサイトの保有者は常時SSLを意識すべきだと思います。もし、Webサイトで警告文が表示されたら、そのサイトに情報を入力しなければいけなかったら、普通であれば躊躇ってブラウザバックしてしまう可能性が高くなります。常時SSL化は必要だからやるのではなく、Webサイト保有者とそのサイトの閲覧者の情報保護のために対応すべきことなのです。